芝をDIYで張ってみる
芝をDIYで張ってみる
先日施工したお客様から、芝の張り方(貼り方とも書きます)について質問がありました。
せっかくですからブログ上でお答えしようかと思います。
芝の張り方や管理の方法で悩んでいる方は結構いると思いますので。
まず、芝を張る時期についてですが、正直すでに一番いい時期は終わってしまいましたね。宇都宮市に関して言えば、春先から梅雨までが芝張りには一番良い時期だと思います。
梅雨に入ると一気に暑い日が増えますし、きちんと作った苗床でないと根が腐ってしまうおそれもあります。
夏は暑くていくら水をあげても追いつきませんし、かといって昼間に水をあげてもあっという間にお湯になってしまいますから、芝を茹でている状態になってしまいます。
春先をのがした方は、秋のお彼岸過ぎ、涼しくなった短い期間がチャンスです。
最近、「芝張りは自分でします」というお客様も結構いらっしゃいます。
芝張り自体はさほど難しくないですから、ご自分のお庭に愛着を持っていただくためにもDIYで行うのは良いのではないかと思っています。きちんとこれから書いてあることを実践すれば、私達が張ったのとほぼ同じくらいにきれいに芝が張れると思います。
で、張るときのポイントですが2点だけ気をつけてください。
まず1点目は目土についてです。
まずDIYで芝を張ろうというのに<目土>という言葉を知らない場合・・・・・・かなり失敗しそうですので、いろんなサイトで少しだけ芝について情報を得てください。その後、もう一度このブログを読んでいただけると、気楽に芝が張れるはずです。
<目土>には川砂を使うことをお勧めします。ホームセンターにも袋詰めの目土が売っていますが、おそらく必要量をまともに買うと、とんでもない金額になると思います。安い川砂で全然OKです。
むしろ芝は砂目を好みますし、逆に雑草は川砂のような養分の少ないところには生えにくく、また生えても抜きやすいです。
厚みはその土地の状況にもよりますが、2㎝前後は必要だと思います。
基盤となる土を水勾配を考えながら平らに仕上げ、その上に川砂を2㎝厚で敷均します。その上に芝を張り、芝と芝の隙間にも目土を入れます。(というかこの隙間に入れるのが本来の目土ですが。)
川砂は水はけが良いだけでなく、均しやすいのもいいですね。
ちなみに、DIYで芝を張って、根がつかない、とろけてしまう(枯れるのではなく)、いつもじめじめしているという現象が起こっているのは、ほとんどが目土をきちんと行わなかったことが原因だと思います。
2点目は並べ方です。
芝を並べる際に、隙間をあけて平米を稼ごうとする方がいらっしゃいますが、ぴったりくっつけて張ることをお勧めします。隙間をあけてもそのうち伸びるのは確かですが、<そのうち>が案外長い期間ですので。
敷地の隅など、どうしても幅や長さが合わないところがでてくるかと思いますが、その場合芝をいらない包丁かはさみできれば大丈夫です。
この2点を守ればほぼきれいに芝は張れます。
私達はこのあとローラーを使って仕上りが平らになるように転圧を行います。この道具はDIYで使うことはまずありませんので、この平坦性だけがDIYとわれわれが張る芝の違いになるかと思います。
どうしても凸凹が気になる場合は、へこんだ場所に目土であまった川砂を埋めてあげてください。徐々に芝が生えてきて平らになるはずです。
きれいな芝生の上で過ごす家族の時間は、きっといい思い出になると思いますよ。
管理の方法については、また芝刈りの時期にでも書きますのでお楽しみに。
待てない方は、ホームページ経由で質問してください。
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