トホホな外構
トホホな外構
このところ何件か立て続けに外構リフォームのお問合せやご依頼をいただいておりますが、あまりにも”トホホな外構”が多くて、びっくりすると同時に、同じお庭関連の仕事をする同業者の誠意の低さに情けない思いをしております。(ちゃんと考えてる?)
出来上がっているフェンスの基礎部分を掘ってみれば、根入れが5センチ程度だったり(これ倒れます)、駐車場の勾配が異様にきつくて毎日の帰宅がドキドキのお宅なんていうのもありました。
お客さんの予算の都合もあったのでしょうが、外構工事を何期にも分断して、その都度違う業者が入ったためにデザインに一貫性もなく、使い勝手の悪いお庭になっているところもありました。
正直、街中を車で走っていても”よくできた外構”より”トホホな外構”のほうが圧倒的に多いです。
その理由は
①お客さんの立場で、使い勝手や動線確保がされていない
②意味のない曲線や飾りが多すぎる
③会社の利益や売り上げを上げることが大切で、お客さんのための提案・実施設計がされていない
こんなところではないでしょうか。
私自身は今でも”いいお庭だな”と思うお宅はお声掛けしてお庭を見せてもらったりしています。
いいお庭にはデザインに”必然性”を感じます。
なぜこの形になったのか、そこにどんな理由や機能があるのか、そのプランナーの意図が何年たっても感じられるものです。
外構工事やお庭の工事は”家づくりの最後の仕上げ”であり”家にとっての洋服”みたいなものです。
せっかく新築した家も砂利舗装の外構ではちっとも良くなりません。
逆に少し安い家でも、ある程度外構工事がしっかりしていれば(緑も多めに入れて)、見違えるほどきれいになりますし、その家を所有する喜びや帰宅する楽しみが増えるというものです。
”良い外構・お庭”を手に入れるには、しっかりとした業者・プランナーを探すこと(情報を得ること)、しっかりお客さんの立場を組み入れた(予算も含めて)打ち合わせをすることです。
ちょっとまじめな話ですが、外構やガーデニングを専門に行っているところであれば、こんなことは当たり前ですので、ハウスメーカーや工務店任せにせず、きちんとネットや雑誌で情報を仕入れて外構・お庭の専門店で設計施工することをお勧めします。
”トホホな外構”を直すのは、金額的にも精神的にもつらいので。
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